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船橋市役所

2分早く退勤し続けた市職員 慣例化で13万7千円の返金請求

2021-03-12

千葉県船橋市の職員4人が、帰りのバスに間に合うように定時の2分前に退勤し、別の職員に
定時で打刻させる行為を繰り返していたとして処分を受けた。
定時の退勤ではバスに間に合わず、次のバスまで30分待たなければならない事情があった。

公務員による不正行為への批判がある一方で、専門家からは働きづらさの改善を求める声も
出ている。
10日に処分を受けたのは、船橋市教育委員会の生涯学習部出先機関で働く課長補佐級の女性
職員(59)と60代の女性職員2人、以前同じ職場にいた20代男性職員の計4人。

課長補佐級の女性職員は、2019年5月~今年1月に計316回、定時の2分前に退勤。
職場に残っていた別の職員に、勤務を管理するICカードの代理打刻を依頼していた。

女性職員自身が勤務管理を担当する立場だったといい、責任を重く見た市教委は減給10分の
1(3カ月)の懲戒処分とした。
さらに欠勤規定に沿って、約13万7千円の返還を求めるという。

他の3人も13年4月~今年1月の間に、同じ方法で8~233回、早く退勤した。
この3人についても訓告や厳重注意とし、返金を求める方針だという。

キャリアもあるベテラン職員らが、たった2分を我慢できずに不正行為を続けたのには
「ある理由」があった。

市教委によると、職場の勤務時間は午前8時45分から午後5時15分。だが、定時の退社時間
直後のバスの出発時刻は午後5時17分で、職場からバス停までは歩いて4分ほどかかるため、
定時の退勤では間に合わない。次の5時47分発のバスを待たないといけないという。

4人のうち最も古い職員は13年4月に赴任しているが、職場では、それ以前から同様の不正
行為が慣例化していたとみられる。

市では職員の希望に合わせて定時を30分か1時間、前後にずらせる制度を設けてはいる。
ただ、この職場では制度を利用したとしてもバスの発車時刻と合わず、長く待つことに
なるのだという。

市教委は、「2分早く帰ったために、やるべきサービスができなかったとか、業務に支障を
与えたということではありません。
ただ、不正は明らか」と処分理由を説明。4人とも「早く帰りたかった」と反省しているという。

この件が報じられると、ネット上では「ルール破りはダメ」「定時に帰れるだけ公務員は
マシ」との厳しい指摘がある一方、「公務員であっても勤務時間の調整をしてもいい。
こういうときこそ『働き方改革』を」「気持ちはわかる。30分(待つの)は大きい」などと、
同情や柔軟な制度を求める意見も出ている。

[AERAdot からの引用]

Category:NEWS,賃金関連

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