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不法残留越人の派遣 わらべや日洋が報告書
2021-03-17
食品加工のわらべや日洋(東京都小平市)は、子会社による不法残留外国人の雇用事件について、
社内調査の結果を明らかにした。コンプライアンス(法令順守)強化などの対策を求めている。
子会社の人材派遣会社「ソシアリンク」は、労働許可のないベトナム人を雇用したなどとして
入管難民法違反罪で2020年12月に起訴されていた。
調査結果によると、不法滞在の疑いのある外国人労働者の派遣については、ソシアリンクの
経営会議で問題として共有されていたものの、売り上げ重視や取引先への信用などの理由から
是正を先延ばしにしていた。
法令順守の意識の薄さがあったためで、調査委員会は今後の対策として、法務機能とコンプ
ライアンスの強化、事業部門と管理部門の連携などを求めた。
わらべや日洋は今年1月、ソシアリンクを同業に無償譲渡し、人材派遣事業から撤退すると
発表していた。
新型コロナウイルスの影響で人材需要が低迷したこと、入管難民法違反罪での起訴を受けた
ことなどを考慮したためだ。6月までに撤退を完了する予定。
[ NNA からの引用 ]
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