
岐阜労基署が書類送検 自主廃業の2社が賃金不払い疑い
2021-03-18
岐阜労働基準監督署は、最低賃金法違反の疑いで、すでに自主廃業している岐阜市若宮町の
不動産賃貸業「岐阜観光」と同市柳ケ瀬通のパチンコホール経営「オー一億」の両法人と
社長を務めていた男性(73)を書類送検した。
書類送検容疑は、岐阜観光の従業員8人に対し、2019年11月~2020年3月の5ヶ月分の定期
賃金計約600万円を所定日までに支払わなかった疑い。
また、オー一億の従業員4人に対し、2019年11月~2020年2月の4ヶ月分の定期賃金計
約440万円を所定日までに支払わなかった疑い。
署によると、両法人はグループ会社で、男性が経営を統括管理していた。
2020年2月の定期監督で賃金不払いが発覚したため行政指導をしたところ、岐阜観光は同月
29日に、オー一億は同月11日にそれぞれ事業活動を停止した。
男性は容疑を認めており、経営不振で事業継続を優先したため従業員への賃金支払いが
後回しになっていたという。
[ 岐阜新聞社 からの引用 ]