
リクシル前橋工場が閉鎖へ 正社員は雇用継続
2021-03-22
住宅設備大手のLIXIL(リクシル)は、生産子会社の前橋リクシル製作所の前橋工場を2023年3月末に
閉鎖すると発表した。
住宅着工件数の減少などに対応し、生産体制を再編する。
工場で働く従業員は正社員254人を含む729人。
正社員は粕川工場や、グループの県内拠点で雇用を継続する。
アルミの塊からサッシやシャッターの部材を作る材料部門は生産を停止し、国内の別工場に生産を
振り分ける。
カーポートなどエクステリアを作る加工部門の生産ラインは、粕川工場と下妻工場(茨城県下妻市)、
小矢部工場に移管する。
派遣などの間接雇用の契約は解消されるが、リクシルは「粕川工場での再契約など最大限の配慮をしたい」
とした。
人口減少に伴う住宅着工件数の減少などを受け、リクシルは18年3月期から住宅関連事業の構造改革を推進。
営業部門や生産部門の再編を進めてきた。
前橋工場はアルミ材料部門の供給能力を需要に合わせて最適化するために閉鎖する。
山本龍市長は「経営判断によるもので致し方ないが、従業員の雇用確保については十分に配慮されることを
強く望む」とコメント。「跡地の扱いを含め、市としてできることは可能な限り協力したい」とした。
前橋商工会議所の曽我孝之会頭は「大変ショックだが、早期に発表してくれたことには誠意を感じる。
従業員や下請け企業が将来を再設計できるように支援をお願いしたい」と受け止めた。
[ 上毛新聞 からの引用 ]
Category:NEWS,コンプライアンス関連,雇用関連